横田ゆう 議員
代表質問日本共産党 | 6月23日
この要約は、正式な会議録が決まる前の速報版をもとに作っています。正式な会議録が出たら、内容を直すことがあります。
日本共産党足立区議団を代表し、区長の政治姿勢、ホルムズ海峡封鎖等による物価高騰下の生業・事業継続支援、区民の物価高騰対策、学校統廃合、日暮里・舎人ライナーの混雑解消、高齢者のフレイル予防・孤立防止対策、高齢者の住まい対策、自衛隊への個人情報提供、保育園の待機児解消、子育て世帯に対する支援策、東京女子医大問題など幅広く質問した。
抜本的な予算組替えと補正予算による緊急支援
質問:区議団が実施した緊急アンケートで浮かび上がった深刻な暮らしと営業への影響を踏まえ、大型再開発を進める姿勢を改め、暮らし・営業を守る立場での抜本的な予算組替え・修正予算の必要性を質問した。
答弁:区長・政策経営部長 近藤やよい・岩松朋子
当初予算成立後の執行段階で緊急の支出が必要となった場合には、抜本的な予算組替えではなく補正予算の編成で対応する。原油価格等の高騰が区内産業や区民生活に大きな影響を及ぼしており、今定例会に事業者支援・区民生活支援の対策経費を計上した。
外国人経営・管理ビザ厳格化による外国人料理店等への影響
質問:法務省令改正による資本金要件の引上げで外国人料理店等が廃業の危機に直面していることへの区の認識、多文化共生の観点からの支援策を質問した。
答弁:地域のちから推進部長 茂木聡直
外国籍住民は地域経済の担い手、地域社会を構成する一員として重要な役割を果たしていると認識している。制度改正に伴い現場の事業者に様々な課題や不安が生じる可能性を注視し、外国人向け行政書士相談会や中小企業経営者のための相談窓口を案内するなど必要に応じた支援を進める。
中東情勢・物価高騰下の医療機関・建設業・クリーニング店等への支援
質問:ホルムズ海峡封鎖の影響緊急調査で判明した医療機関(特に歯科診療所)の深刻な経営状況、建設業の資材高騰、クリーニング店や銭湯の燃料費高騰への直接支援、区独自の相談窓口・ダイヤルの設置を質問した。
答弁:産業経済部長・衛生部長 石鍋敏夫・馬場優子
医療機関への直接支援は考えていないが、看護師人材確保事業などで経営面の支援を継続する。建設業は中小企業診断士等による経営相談窓口で対応し、専門部署の新設は現時点で考えていない。クリーニング店や銭湯は個々の光熱費・燃料費への物価高騰影響の正確な把握が困難であり、緊急経営資金のあっせんやマッチングクリエーターによる事業者訪問での相談対応を継続する。
PayPay商品券が使えない区民への現金給付・備蓄食料の緊急活用
質問:スマートフォンを持たない・使いこなせない区民が対象から外れるPayPay商品券の公平性の問題、防災備蓄用アルファ化米等を必要とする区民全般への活用・定期配布を質問した。
答弁:産業経済部長・福祉事務所長 石鍋敏夫・小室晃
現金給付は考えていないが、スマートフォンをお持ちでない・使いこなせない方も参加できるレシートde商品券事業や紙版の商店街応援券で支援する。防災備蓄食料は福祉事務所・福祉まるごと相談課で生活に困窮する来所者へ緊急時に随時配布しており、定期的な告知配布は考えていないが必要な方への配布は継続する。
住民税・国保料・後期高齢者医療保険料の徴収猶予と減免
質問:コロナ禍同様の住民税徴収猶予の特例制度の実施、国民健康保険料・後期高齢者医療保険料の減免制度実施を関係機関に働き掛けることを質問した。
答弁:区民部長 田ケ谷正
コロナ禍のような住民税徴収猶予の特例制度の適用について、まずは特別区課長会で意見を述べていく。国保料・後期高齢者医療保険料の減免制度導入は本年6月19日の国保課長会・後期高齢者医療課長会で意見表明しており、引き続き特別区課長会に働き掛けていく。
竹の塚中学校・渕江中学校の統廃合をめぐる住民合意プロセス
質問:「統合地域協議会で承認されて初めて統合が決まる」との区の答弁と、統合協議会に統合の可否を議題としない方針との矛盾、「開かれた学校づくり協議会」メンバーの8割が反対の意向を示していることや説明会での不誠実な対応への区の認識、地域・当事者の声を無視した統廃合を白紙に戻すべきかを質問した。
答弁:学校運営部長 絵野沢秀雄
統合地域協議会は「統合実現に向けた準備を進める」ことを設置目的としており、統合の可否は準備の中に含まれると認識している。「開かれた学校づくり協議会」で反対意見が示されたこと、統合反対署名が提出されたことは真摯に受け止めているが、学校の適正規模化は将来の子どもたちの教育環境向上のため重要な施策と考えており、統合案を白紙に戻すことは考えていない。同じ質問には同じ内容の回答をしているが、8回の説明会を通じ地域の声を無視することなく統合地域協議会の場で意見を伺いたい。
学校統廃合の可否についての子どもの意見聴取
質問:こども基本法・子どもの権利条約が定める子どもの意見表明権を踏まえ、学校統合の可否という重要な問題について子どもたち自身の意見を聞くべきではないかを質問した。
答弁:学校運営部長 絵野沢秀雄
こども基本法では子どもの年齢や発達の程度に応じて意見を尊重するとされているが、学校統合の可否という非常にセンシティブな内容について子どもたちに意見を伺うことは考えていない。統合地域協議会設置後、新校の校名・校章の検討時には子どもたちの意見やアイデアを伺い生かしていく。
日暮里・舎人ライナーの混雑緩和(車両編成増・分散化)
質問:混雑率177%と全国一高い日暮里・舎人ライナーについて、5両から6・7両編成への増結を都に強く要望すること、オフピーク通勤の年間実施による分散化を求めることを質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
車両を増やし6両編成にするには車両基地の大幅な拡張が必要で困難と都から聞いているが、抜本的な混雑緩和策については引き続き要望していく。乗車の分散化は都の時差Bizキャンペーン等を踏まえ、日暮里・舎人ライナー混雑緩和・利用促進等協議会を通じて区としても必要な働き掛け・連携をしていく。
交通基本条例の制定
質問:移動を区民の権利として保障する交通基本条例を制定すべきとの提案について、既存の足立区地域公共交通計画との違いを踏まえた区の見解を質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
足立区地域公共交通計画は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定計画で、区の公共交通に関する目指すべき将来像や基本方針、行政・交通事業者・地域住民の役割を示しており、交通基本条例を別途制定する考えはない。
廃止された「はるかぜ3号」沿線地域への路線整備
質問:運行終了となったはるかぜ3号沿線地域(交通空白地域3か所を含む)へのバス路線整備に向けた事業者への働き掛けを質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
昨年度実施した民間バス事業者8社へのアンケート調査では、運転士不足の改善などを理由に沿線地域への新規路線整備は対応不可能との回答だった。引き続き運行終了となったはるかぜ3号沿線地域への路線整備に向け、バス事業者に働き掛けていく。
スポーツ指導者研修の義務化とハラスメント対策
質問:学校開放事業での剣道教室での傷害事件を受け、スポーツ指導者研修の受講義務化や参加者の拡大などハラスメント・暴力を容認しない体制の構築を質問した。
答弁:地域のちから推進部長 茂木聡直
研修の義務化をすべきと考えており、現在学校開放事業審議会で指導者の質向上について議論いただいているため、7月の答申受領後、抜本的な具体策を第3回定例会開会中の区民委員会で報告できるよう速やかに検討を進める。
若者の居場所となるギャラクシティの改修
質問:廃止された青年センターに代わる若者の居場所として、ギャラクシティの地下を中高生や若者世代が好きな活動ができる施設に改修することを質問した。
答弁:地域のちから推進部長 茂木聡直
中高生や若者世代が好きな活動ができ、居場所となるような施設機能も必要と考えている。今後、中高生のニーズや先進事例を調査するとともに、専門家の意見を伺いながら、施設の一部改修や新しい運営方法の検討も行っていく。
自衛隊への個人情報提供の除外申請の仕組み
質問:自衛官募集に伴う対象者情報の外部提供について、希望する住民が除外を申請できる仕組みを他区の例を参考に導入すべきかを質問した。
答弁:危機管理部長 千ヶ崎嘉彦
自衛官募集に伴う対象者情報の提供は自衛隊法及び同法施行令に基づく地方自治体の協力事務として、住民基本台帳の閲覧により対応している。除外制度については現時点で導入の考えはないが、国や都、導入自治体を含む他自治体の動向や運用方法を注視しつつ、引き続き慎重に検討していく。
高校生世代応援支援金の所得要件見直し
質問:非課税世帯・生活保護世帯を対象外としている高校生世代応援支援金について、対象の緩和や支給金額の拡大を質問した。
答弁:あだち未来創造室長 神保義博
本事業は世帯年収による体験・経験の機会の差を是正することを目的に、国の子供の学習費調査結果を参考に所得要件・支給金額を設定している。生活保護世帯・非課税世帯は国や都の他の支援制度が一定程度設けられていることから対象外としており、現時点で対象の緩和・支給金額の増額は考えていないが、令和8年12月公表予定の最新の国の調査結果等を注視する。
子どもを抱える家庭の夏休みの昼食支援
質問:他自治体の緊急食料支援事業を参考に、対象者を主観的に絞らず必要な子育て世帯に広く夏休みの昼食支援を行うべきかを質問した。
答弁:あだち未来創造室長・地域のちから推進部長 神保義博・茂木聡直
区が実施する「あだちっ子フードプロジェクト」は、経済的困窮のほか虐待の疑いや保護者の疾病・障がい等で日常的な食の確保が困難な児童・生徒を対象とし、学校長を中心に副校長・教職員が連携して個別の状況を踏まえ判断する現行のスキームで運用していく。夏休み期間中の児童館等での涼しい居場所と食の提供は、持参した昼食を食べる場所の提供や、学童保育室での有料宅配サービスの全施設拡充(94%見込み)で対応していく。
東京女子医科大学との土地無償貸付けに関する協定見直し
質問:20年という長期の土地無償貸付けの基本協定や土地使用貸借契約書について、重大な事情変更があった際の枠組み見直しに関する明確な規定がない現状の改善を質問した。
答弁:資産活用部長 佐々木拓
区と東京女子医科大学は足立医療センターの運営において6つの病院機能を維持することを基本協定で明確に規定しており、重大な事情変更の定義を6つの病院機能が維持できなくなった場合とし、土地の無償貸付けの枠組みの見直しが可能となるよう改める。見直しの具体的な措置を明確に規定した覚書を大学と締結する予定で準備を進めている。
保育園の待機児童解消アクション・プランの再策定
質問:0・1・2歳児を中心に急増した待機児童数を踏まえ、待機児童解消アクション・プランを制定して対策を取るべきかを質問した。
答弁:教育長 中村明慶
保育園の待機児童の発生により、特に0・1・2歳児の定員確保は急務と認識している。小規模保育室や1歳児の緊急保育所の開設を含む待機児童解消の計画を本年9月を目途に策定する。
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