はたの昭彦 議員
代表質問日本共産党 | 9月15日
この要約は、正式な会議録が決まる前の速報版をもとに作っています。正式な会議録が出たら、内容を直すことがあります。
日本共産党足立区議団を代表して、区長の政治姿勢、令和7年度の決算と新年度の予算の進め方、区内の中小事業者への支援、介護・福祉分野の物価高対策、北綾瀬駅のペデストリアンデッキ、大きな開発とタワーマンション、学校の統廃合、保育の待機児童など、幅広く質問しました。
物価高騰下の国の経済政策と「富の一極集中」への区長の見解
質問:食料品の値上げが続く中、大企業や大きな資産を持つ人にお金が集まる流れに歯止めをかけるべきだという立場から、区長の考えを聞きました。
答弁:区長 近藤やよい
大企業の儲けが、下の人たちまで行き渡っていないことは区長も認めています。国には仕組みを見直してほしいと考えていて、区は物価高の対策や中小企業への支援を続けます。
防衛費の大幅増額(安保3文書改定)への区長の見解
質問:防衛費を5年後に24兆円にする大きな方針について、軍需産業が成長しても暮らしは豊かにならないという立場から、区長の考えを聞きました。
答弁:区長 近藤やよい
平和は経済が成長するための一番の土台だと、区長も同じ考えです。世界が厳しい状況でも、日本のあり方が問われていると考えています。
駅前再開発・大型公共事業に偏った区政運営への見解
質問:大きな公共事業や規制緩和を重視し学校の統廃合を進める区の進め方について、地域住民が望んでいることとずれがあるのではないかと、区長の考えを聞きました。
答弁:政策経営部長 岩松朋子
道路などの整備は災害のときの避難にも役立ち、学校の統合は子どもの教育環境を良くするためのものです。大きな開発も地域に説明しながら進めているので、区政のやり方を見直す考えはないとしています。
令和7年度決算の評価と物価高騰・人手不足対策
質問:積立の基金が増えた令和7年度の決算について、物価高や人手不足から区民や中小企業を守る対策を十分にできたと言えるか聞きました。
答弁:政策経営部長・総務部長 岩松朋子・松野美幸
令和7年度は、物価高の対策に区のお金を約72億円使いました。全区民に1人1万円を配る約40億円の給付もしました。職員が足りない部署のために、欠員を補う制度も広げます。
新年度行財政運営方針とウェルビーイングの実感
質問:基金を積み増す一方で区民の暮らしが物価高に追いついていない実態を踏まえ、区民の暮らしや地域経済に寄り添った支援を一番大事な項目にするべきだと聞きました。
答弁:政策経営部長 岩松朋子
区は事業者の声を聞きながら支援策を決めていて、用途を決めない補助金は長い目で見ると効果が小さいと考えています。職員の数を決める方針は、職員を減らすためのものではなく、必要な職場には人を増やすとしています。
区内中小事業者への直接支援
質問:値上がり分を価格に反映しにくい中小事業者の実態を踏まえ、使いみちを限定しない経営改善の直接支援を実施すべきだと聞きました。
答弁:産業経済部長 石鍋敏夫
お店や会社全部に一律でお金を出す支援は、長い目で見ると効果が小さいので、今のところ行いません。経営を良くしたり、生産性を上げたりする補助金で支えます。
区内中小事業者への賃上げ支援
質問:他の自治体の例を踏まえて、区内の中小・零細事業者への賃上げ支援の実施、国の地方創生臨時交付金を使った賃上げ支援策を聞きました。
答弁:産業経済部長 石鍋敏夫
賃上げは大切だと区も考えています。ただ、続けるためにはお金の元が必要なので、一時的にお金を出すのではなく、仕事の効率を上げる補助金で、賃上げに回せるお金を増やす支援をします。
建設業支援の専管組織の設置
質問:建設業の振興を担当する組織が産業振興課にないことを踏まえ、他の区のように専門の組織をつくり、処遇の改善や人材確保の手立てを立てることを聞きました。
答弁:産業経済部長 石鍋敏夫
建設業だけを担当する部署は今のところありません。補助金や助成金を建設業の会社も多く使っていて、副区長が業界団体と定期的に話し合っています。新しい部署を作る予定はありません。
介護保険料の算定基礎額と国庫負担割合の引き上げ
質問:第10期の介護保険料の基準額の値上げ幅が妥当か、介護予防や高齢者福祉の施策に一般会計からお金を回して値下げすること、国の負担割合を引き上げるよう国に求めることを聞きました。
答弁:高齢者施策推進室長 半貫陽子
介護保険料のもとになる計算は、これまでの利用の増え方や、介護で働く人の待遇改善を踏まえて、現実的に見積もっています。保険料を下げるのはとても難しい状況です。国に出してもらう割合を増やすよう、これからも求めます。
福祉分野の物価高騰対策(特別給付金・福祉タクシー・紙おむつ)
質問:介護・障がい福祉サービスの事業者への特別給付金を続けて制度化すること、福祉タクシーや自動車燃料の助成券の増額、紙おむつなどを配る事業の上限額の引き上げを聞きました。
答弁:福祉部長 伊東貴志
介護や障がい福祉の事業所への物価高の給付金は、物価の動きを見て、後半の分を検討します。障がいのある人の紙おむつの支給は、限度額を超えて使う人が約半分いるので、増やすことも考えます。
地域包括支援センターの委託料の適正化
質問:実際の運営費とかけ離れている地域包括支援センターの委託料の大幅な引き上げ、物価や賃金に合わせて金額を変える仕組みの導入を聞きました。
答弁:高齢者施策推進室長 半貫陽子
地域包括支援センターに払うお金は、毎年の実績をもとに見直しているので、実績に合わない大きな引き上げは考えていません。物価に合わせて自動的に上げる仕組みも、今のところ入れません。
生活保護世帯の家具什器(冷蔵庫)の買い替え支給
質問:生活保護を受けている方の冷蔵庫の買い替え費用が支給の条件に当てはまらず認められなかった事例を踏まえ、不服審査の判断を踏まえて受給中の買い替えを認めるべきだと聞きました。
答弁:足立福祉事務所長 小室晃
他の自治体の判断は、生活保護を始めるときの家具のお金についてのもので、買い換えのお金を認めたものではありませんでした。区の決まりでは買い換えは出せませんが、冷蔵庫が必要なことは分かっているので、事情を聞いて一緒に計画を考えます。
精神障害者保健福祉手帳の更新手続の改善
質問:更新の申請から発行までの期間が長く、手帳の有効期限が切れてしまう問題について、東京都に確実な発行を求めること、更新中であることを証明できるものの発行を聞きました。
答弁:衛生部長 馬場優子
精神障害者保健福祉手帳は、症状が変わることがあるので、有効期限は原則2年です。更新している間も手元の手帳は期限まで使えます。期限が切れる前に更新が終わるよう、東京都に改めて強く求めます。
ケアラー支援条例の制定と総合的な支援策
質問:子どもだけでなく全世代を対象にしたケアラー支援条例の制定、当事者が気づけるチェックシートなど、総合的な支援体制の整備を聞きました。
答弁:福祉部長 伊東貴志
家族の介護などをしているケアラーを支えるため、いろいろな相談窓口が協力して孤立を防いでいます。ケアラーのための条例は、これから研究します。気づきのチェックシートなど、他の自治体の工夫を取り入れていきます。
北綾瀬駅ペデストリアンデッキの検証と今後のあり方
質問:当初の計画を広げて整備した北綾瀬駅のペデストリアンデッキについて、利用の実態が想定を下回っている問題の費用対効果の検証、増額したときの費用負担の割合が妥当か、南北をつなぐ通路にすることの検討、通行量や満足度の事後評価を聞きました。
答弁:道路公園整備室長 室橋延昭
北綾瀬駅のペデストリアンデッキは、区が考えていたとおりの使われ方をしています。環七の横断歩道を渡る人が減って安全になったと考えていますが、来年度にもっと詳しく調べて報告します。
大型開発、タワーマンション建設と税投入のあり方
質問:市街地再開発事業への補助金の積み増し、税金を投入した再開発物件を短い期間で売買することへの規制の導入、地元の住民が住まいを追われる再開発のあり方を聞きました。
答弁:千住地区まちづくり担当部長・建築室長 大竹俊樹・稲本望
北千住駅東口の再開発は、駅の使いやすさや災害への備えを良くするものです。工事費が上がって補助金が増えないよう、組合を指導します。マンションが短期間に売り買いされて値段が上がらないようにする方法も、今年度末までに検討します。
学校統廃合計画の凍結・撤廃を求める
質問:竹の塚中学校と渕江中学校の統合地域協議会で反対意見が多くを占めた経緯を踏まえ、当事者である子どもの意見を聞くこと、統廃合計画の凍結・撤廃、単独で建て替えて「学校を核とした地域づくり」を進めることを聞きました。
答弁:教育長 中村明慶
学校統合の話し合いでは、反対の意見も記録しており、住民の意見は形だけ聞いているのではないとしています。統合するかどうかは大人が決めますが、新しい学校の名前や校歌を決めるときは、子どもの意見を大切にします。統合の案を取りやめる考えはありません。
全国ワースト2位の待機児童問題
質問:待機児童解消のためのアクション・プランをやめた区の責任、認可保育園の抜本的な増設、公立保育園の建て替えによる環境改善と保育士の増員、猛暑のときに保育室にとどまる問題への対応を聞きました。
答弁:子ども家庭部長 楠山慶之
待機児童が増えたことについて、区の責任は重いと認めています。0〜2歳向けの小さな保育室を増やし、保育士も来年度に70人採用します。暑さ対策の日よけも、今回の議会に予算を出しています。
鋸南自然の家の廃止と体験の場の確保
質問:鋸南自然の家が廃止されることで子どもの体験の場がなくなること、ジュニアリーダーズキャンプの開催施設探しへの支援と使用料の補助、扇中学校跡地での体験施設の整備を聞きました。
答弁:学校運営部長 絵野沢秀雄
鋸南自然の家は、古くなって改修に約50億円かかるため閉じ、子どもの体験の場が一つなくなったと区も認めています。代わりの施設の紹介や、利用料の増える分の補助を続けます。
児童養護施設とこどもショートステイの拡充
質問:一時保護所がいっぱいの状態が続く中、こどもショートステイの増設・拡充、こども家庭相談課と児童養護施設の連携強化を聞きました。
答弁:こども支援センターげんき所長 吉尾文彦
子どもを一時的に預かるショートステイは、土日の利用が多く、今のところ枠を増やす予定はありません。親が休めるように、土日だけ使える形などを調べます。児童養護施設との合同研修も増やします。
23区ワーストワンの長時間労働・欠員の改善
質問:残業時間が23区でワースト1位である実態を踏まえ、衛生部・福祉部・子ども家庭部など人手が足りない部署への増員、窓口時間を短くして残業を減らすことを聞きました。
答弁:政策経営部長・総務部長 岩松朋子・松野美幸
職員の長時間労働や休職で人が足りなくなる問題を重く見ていて、欠員を補う制度を増やします。窓口の時間を短くする案は、区民への影響が大きいので慎重に、他の自治体の例も見ながら検討します。
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参考にした会議録
本会議 令和8年9月15日(第2日)会議録掲載コンテンツについて
掲載されている一般質問の情報は、足立区議会の会議録などの公開情報を基に、AIを活用しながら背景情報を整理したものです。
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