へんみ圭二 議員
一般質問是々非々の会 | 6月24日
この要約は、正式な会議録が決まる前の速報版をもとに作っています。正式な会議録が出たら、内容を直すことがあります。
是々非々の会の一員として、綾瀬から失われた「にぎわい」「保育」「安全」(シティタワー綾瀬2階自社利用問題・綾瀬駅東口のビル風被害・保育施設設置要請の取下げによる待機児童発生)、リコールされていた中国製EVバスと隠されていた骨折事故について質問した。
シティタワー綾瀬2階の自社利用(駅前ふさわしいにぎわい創出条例の運用)
質問:駅前通りに面する1・2階への店舗等設置を義務付ける条例の趣旨(駅前にふさわしいにぎわいの創出)に対し、住友不動産が2階部分を自社のショールーム・不動産仲介店舗として利用する決定が条例目的を達成しているといえるか、具体的な評価指標を用いた見直し・改善協議の要求を質問した。
答弁:都市建設部長 真鍋兼
にぎわいは1・2階に店舗等が存在すること自体でなく、駅前の顔づくりやエリア全体におけるにぎわいの創出という趣旨と認識しており、ショールーム等も新たな人流を生み出す要素の1つと捉えているが、駅前の顔にふさわしいにぎわいの創出に寄与しているとまでは言えないと考えている。にぎわいに関する評価指標として歩行者通行量や来街者数を設定していないが、駅前交通広場と併せた周辺の道路や公園との一体整備によりぐるぐるKIOSKの活用など成果が上がっていると考えており、事業者への協力要請は継続する。
綾瀬駅東口のビル風被害への区の主体的な実態把握
質問:地域住民からビル風で転倒した、怖くて通れないとの声が繰り返し寄せられている綾瀬駅東口のビル風問題について、区が主体的なアンケート調査や風速測定・風環境調査を実施すべきか、事業者に前倒しの対策を求めるべきかを質問した。
答弁:都市建設部長 真鍋兼
ビル風については依然として意見がある現状を認識しており状況を注視している。風速測定・風環境調査は総合設計制度に基づき事業者が主体的に実施し令和8年12月頃に東京都へ報告することとなっており、現時点で区が主体的に調査を実施する考えはないが、事業者任せにすることなく住民の声や実態の把握に努め必要に応じて事業者に対応を要請していく。ビル風対策の前倒しについても、しゅん工後1年間のモニタリング調査結果を令和8年12月頃に東京都へ報告するとされており、区が前倒しで求める考えはない。
綾瀬地域の保育施設設置要請取下げと待機児童発生の検証
質問:令和3年に区が保育需要を見直し保育施設設置要請を取り下げた結果、綾瀬地域で20人の待機児童が発生している実態を踏まえ、当時の需要予測手法・データの誤りの検証、住友不動産との再協議、今後の需要予測の改善策を質問した。
答弁:子ども家庭部長 楠山慶子
令和3年当時、綾瀬川以東の地域で待機児童が発生しておらず将来にも保育園の過剰感を見通していたが、減少傾向だった出生数が令和6年度から増加に転じたことや東京都保育料第一子無償化の開始など人口動態や保育環境の変化を予測できなかったことに誤りがあった。今後の需要予測ではより慎重な分析を行い社会状況の変化を的確に反映できるよう努める。北綾瀬駅周辺の佐野地域で需要が供給を上回った結果、綾瀬地域へ申込みが流れ待機児童が発生しているため、北綾瀬駅近辺の小規模保育所開設を最優先とし、綾瀬地域についても住友不動産に保育室設置ができないか協議・打診している。
コミュニティバス「はるかぜ6号」EVバス事故の議会報告遅延問題
質問:昨年11月25日に発生し乗客が手首骨折等の重傷を負った車内事故について、区が事故発生から4か月以上議会報告をしなかった経緯、被害の実態把握(手首だけでなく大腿骨骨折・入院手術)が遅れた理由、運行事業者の事故報告体制の信頼性、契約上・報告上の義務違反該当性を質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
事業者からはるかぜの事故により乗客が手首を骨折したとの報告が入った時点で速やかに議会報告すべき案件であり、担当者から報告を受けた区長が議会報告を怠ってしまったことが原因で不適切な対応を改めお詫び申し上げる。区が大腿骨骨折や入院・手術の事実を認識したのは令和8年4月10日で、事業者は保険会社への聞き取りを受け内容の報告を受けたことで初めて認識した。区への報告と国土交通省への報告内容が異なった理由について、症状確定後の区への報告を怠ってしまったとのことで信頼に足るものとは考えておらず、契約上の違反、報告上の義務違反に該当するものと認識している。令和8年4月22日にはるかぜ運行事業者4社に対し事故発生時の報告の徹底についての要請文を発出し、事業者任せにせず区も確認できる一連の流れを記載した新たな帳票を導入した。
同型EVバスの使用継続判断とリコール情報の把握タイミング
質問:4月14日時点で運行に支障がないとして継続使用を判断した後、同月21日に一転して使用休止を発表した経緯、大阪メトロが同型車両の使用中止を決定していた事実の把握時期、判断変更の整合性、EVモーターズ・ジャパンの民事再生法申請との関係を質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
区は大阪メトロがEVバス全190台を今後使用しないと判断したことを大阪メトロの公表により把握していた。4月14日時点では、事故は運転士の前方不注意によるものであり日常点検により車両の不具合が確認されていなかったことから継続使用を判断した。4月21日の使用休止判断は、当該日にEVモーターズ・ジャパンが民事再生法手続を開始したため、今後メンテナンス体制が図られるかどうか不明となったことが理由である。代替車両が確保できるまで運行を継続しているのは、事故が車両に起因するものではなく日常点検で不具合が確認されていないためである。
EVバス車両選定・調達の責任所在と今後の調達基準の見直し
質問:国の認証を受けた車両でありながら重大事故と使用休止に至ったことを踏まえた運行事業者の車両選定責任、区が補助金を主導した導入者としての責任、メーカーの経営安定性や海外サプライチェーン依存リスクの評価状況、今後の公共交通車両調達基準の見直しを質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
EVバスが国の認証した車両であり他自治体での導入実績もあることから、当時の車両選定に問題はなかったと認識しており選定の責任を運行事業者に求めるのは困難だが、本事業は区と運行事業者の共同事業であることから国も車両選定の一定の責任が生じるものと考えている。区は事業者が購入する車両についてメーカーの経営安定性や海外サプライチェーン依存リスクなどの評価までは行っておらず、国の認証を受けた車両として一定程度の信頼性があると判断していた。今回の事例を教訓として、区民の安全な公共交通サービスの提供のため調達車両の安全性やメーカーのメンテナンス体制を重視する調達基準を改める考えがあり、市場における車両の供給状況や公平性を考慮しながら各運行事業者と意見交換していく。
EVバス補助金の返還可能性と事故報告体制の再発防止策
質問:EVバス4台の区補助額と国・都補助額、使用中止・処分となった場合の補助金返還義務の所在、事業者任せにしない事故報告体制の見直し内容を質問した。
答弁:交通対策担当部長 長澤友也
EVバス4台の区補助額は約7,490万円、運行事業者が国や都から直接交付を受けた補助額は約5,430万円。使用を休止しているEVバスを区が使用中止又は処分と判断した場合、補助要綱や協定の規定に基づき運行事業者が国や都に返還する義務が生じる可能性があり、その場合、運行に支障のない車両の使用中止又は処分を区が判断したことになるため事業者に生じる返還金は区が補填することになると考えている。再発防止策として、事故報告書を運行事業者任せにせず区も確認できるよう一連の流れを記載した現状を把握できる新たな帳票を4月22日から導入し、組織として確認を進めていく体制を取っている。
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