予算特別委員会
2026年3月3日(火) 開催
予算特別委員会の2日目です。日本共産党の議員が、予算の修正案を出しました。物価高の対策や、子育てへの支援、高齢者の交通や生きがいへの支援を増やし、学力テストや学校統廃合などにあてる予算を減らす内容です。そのほか、防災、東京女子医大との会食、外国人への対応、高齢者への支援、一時保育などについて質問と答えがありました。
この日に話し合われたこと
- 1
日本共産党による一般会計予算の修正案(提案理由説明)
結論修正案は、最終日に採決されます。
日本共産党の議員が、予算の修正案を出しました。物価高で困っている事業者への支援金、通学定期の半額補助、一時保育の無料化、高齢者へのタクシー券や生きがい奨励金の復活などを予算に入れます。その財源は、学力テストや学校統廃合の予算、一部の道路工事の先送り、議員報酬を10%減らすことなどでまかないます。
発言者ごとの意見- 西の原ゆま委員日本共産党
予算の優先順位が違うので、区民の願いにそった予算に組みかえたいと言いました。
- 2
防災——住民主体の防災、医療救護、災害時トイレ、避難所受付のDX
結論区は、避難所の受け付けや備蓄、医療の手伝いの仕組みを進めると答えました。
災害が起きたとき、区民が自分たちで動くことが大切だという話がありました。区は、避難所の受け付けをデジタルにすることや、災害時のトイレの備蓄、診療所の医師が救護所を手伝う仕組みを、進めていきます。北千住では、AIカメラで客引きへの警告を試します。
発言者ごとの意見- 佐々木まさひこ委員公明党
住民が中心の防災にして、避難所の受け付けをデジタルにしてほしいと言いました。
- 区長区の説明
町会だけでなく、PTAや商店街も巻き込みたいと答えました。
- 3
若い世代の防災・防犯——防災士、中学生消火隊、スマートロック、カギかけキャンペーン
結論区は、若い人の防災の参加を増やし、景品も見直すと答えました。
防災士の資格をとる費用の助成は、今年度65人が使いました。高校生にも広げてほしいという意見が出て、区は、資格をとったあと区で活躍してもらう方法を整理してから検討すると答えました。高校生の自転車のカギかけキャンペーンの景品は、生徒に不評だったので、見直します。
発言者ごとの意見- さの智恵子委員公明党
若い人にも防災士の助成を広げてほしいと言いました。
- 水野あゆみ委員公明党
生徒が喜ぶ景品にしてほしいと言いました。
- 災害対策課長区の説明
整理がついたら検討します。アンケートをすると答えました。
- 4
防災の補助と情報発信——消火器・火災警報器の補助、AED、自主避難所
結論区は、お店に働きかけ、広報を進めると答えました。
消火器や火災警報器を買う補助は、多くの人が使っています。高齢者のために、お店が出張して販売することを、区がお店に働きかけます。AEDも、コンビニに増やしてもらうよう、お願いします。防災の情報は、まとめて分かりやすくするよう求められました。
発言者ごとの意見- 水野あゆみ委員公明党
買いに行けない人のために、出張販売やネット購入を認めてほしいと言いました。
- しぶや竜一委員自由民主党
防災の情報は、まとめて分かりやすくしてほしいと言いました。
- 災害対策課長区の説明
出張販売をお願いする。ネット購入は今は考えていないと答えました。
- 5
町会・自治会への支援——やぐら助成と電子回覧板
結論区は、町会への補助を検討すると答えました。
町会や自治会のお祭りのやぐらなどを助ける新しい制度が始まります。町会のLINEでの連絡は、たくさんの人に送るとお金がかかります。東京都の補助は最長12か月なので、区は、そのあとも使える補助を検討すると答えました。
発言者ごとの意見- くじらい実委員自由民主党
電子回覧板の費用への補助を、続けてほしいと言いました。
- 地域調整課長区の説明
続けて使える補助を検討すると答えました。
- 6
若者の居場所づくりとアダチ若者会議
結論区は、意見をまとめて来年度に進め、学習スペースを1年中使えるようにすると答えました。
アダチ若者会議で、若い人たちから「1人で勉強できる場所がほしい」「友達とおしゃべりしたい」などの意見が出ました。区は、できることから来年度に向けて進めます。地域学習センターの学習スペースは、1年中使えるようにします。若い人には、LINEでも知らせるようにします。
発言者ごとの意見- さの智恵子委員公明党
若い人の意見を取り入れて、LINEで知らせてほしいと言いました。
- 子どもの貧困対策・若年者支援課長区の説明
意見を整理して、来年度に向けて検討すると答えました。
- 7
産後ケア・子育てサロン、女性の健康(がん検診・アピアランスケア)
結論区は、産後ケアと検診を使いやすくし、ウィッグなどの購入に貸付金を使えるようにすると答えました。
産後ケアは、4月から対象が広がり、自己負担も半分になります。がん検診の日曜日の受診は、去年の約3.6倍になりました。ウィッグなどの助成についても、治療にお金がかかる人が、区の貸付金を使えるようにします。
発言者ごとの意見- さの智恵子委員公明党
産後ケアや検診を使いやすくしてほしいと言いました。
- 福祉管理課長区の説明
貸付金を、ウィッグの購入にも使えるようにすると答えました。
- 8
環境啓発施設と、介護・障がい福祉施設の物価高騰
結論区は、他の区の例を調べると答えました。福祉施設が苦しいことは知っていると答えました。
環境について学べる施設を作ってほしいという提案がありました。区は、他の区の例を調べながら進めます。介護や障がいの施設は、給食の委託料などが上がって、経営が大変だという声が紹介され、区は、苦しい状況は認識していると答えました。
発言者ごとの意見- 西の原ゆま委員日本共産党
環境を学べる施設や、福祉施設への支援が必要だと言いました。
- 施設営繕部長区の説明
他の区の例を調べる。すぐには入れないと答えました。
- 9
火災時の議員・地域への連絡体制
結論できるだけ情報を知らせるよう、要望しました。
火事があったとき、議員に知らせるルールについて質問がありました。区は、燃えた面積が30㎡以上のときに、区の関係の部署で連絡をとり、近い議員にも知らせると答えました。区民事務所の職員が、被災した人の対応をします。
発言者ごとの意見- 災害対策課長区の説明
30㎡以上のときに連絡し、近い議員にも知らせると答えました。
- 10
弁護士の助言と、公益監察員の位置づけ(六町駅前区有地、東京女子医大)
結論区は、弁護士の助言は参考で、決めるのは区だと答えました。
区が弁護士に相談してから決めることが多いことについて、吉岡委員が質問しました。区は、弁護士は区にとっての法律の問題を助言する人で、決めるのは区だと答えました。東京女子医大の調査をした公益監察員は、区とは別の第三者で、中立の立場で判断したと説明しました。
発言者ごとの意見- 吉岡茂委員自由民主党
税金で弁護士に頼むなら、区民の立場で考えてほしいと言いました。
- 区長区の説明
六町の件は区が判断した。公益監察員は中立の立場だと答えました。
- 11
東京女子医大との会食・贈答(事実関係の確認)——スカーフ、お歳暮、会費、調査の限界
結論区長は、お返しすべきだったとおわびしました。土地の貸し出しの再検討は、まだしないと答えました。
おぐら委員は、東京女子医大との会食やお土産の事実を確認しました。区長は、スカーフの値段を店には確認せず、会費と花代の4万円と釣り合うと判断したこと、会費は3回とも1万円だったこと、焼酎は職員のために置いていかれたので、そのまま保存していることなどを答えました。区長は、議員は返したのだから、自分もお返しすべきだったと、おわびしました。
発言者ごとの意見- おぐら修平委員是々非々の会
会食の詳しい内容がわからず、区民の感覚と違うと言いました。
- 市川おさと委員無会派
焼酎は高価なもので、受け取ったのは不注意だったと言いました。
- 区長区の説明
不正はなかったが、お返しすべきだったとおわびしました。
- 総務部長区の説明
調査で事実が確認できたので、問題はないと考えると答えました。
- 12
シティプロモーションとシビックプライド、若者の受け皿
結論区は、ランキングも参考にし、若者の活動の場を竹の塚にも作ると答えました。
区のイメージを、よくしていく事業についての質問です。民間のランキング(シビックプライド)では、足立区は278自治体中243位でした。若い人は、区のために何かしたいと思っている人が半分以上いますが、実際に動いている人は少ないので、区は、若者を応援する場を、竹の塚にも作ります。
発言者ごとの意見- 岡田将和委員自由民主党
区に誇りを持てる人を増やすために、若者の受け皿が必要だと言いました。
- 政策経営部長区の説明
若者を応援する場を、竹の塚にも作ると答えました。
- 13
公契約条例と社会福祉法人
結論区は、補助は難しいが、審議会で意見を聞くと答えました。
公契約条例で決められた最低の賃金を守るため、ある福祉法人は、年間2,400万円も費用が増えて困っています。福祉部長は、補助で補うのは難しいと答えました。契約課長は、審議会に意見を伝えて、どうするか聞くと答えました。
発言者ごとの意見- 岡田将和委員自由民主党
福祉の施設は費用を価格に上乗せできないので、補助や対象からの除外を検討してほしいと言いました。
- 福祉部長区の説明
補助は、決まりが意味をなくすので難しいと答えました。
- 14
外国人住民の増加と多文化共生(多言語案内動画、プロジェクトチーム)
結論区は、11の言葉の動画を作り、みんなが安心して暮らせるようにすると答えました。
区内の外国人は4万8,000人あまりで、人口の6.9%です。区は、税金やごみの出し方、防災などを説明する動画を、11の言葉で作ります。引っ越してきたとき、窓口の待ち時間に見てもらう予定です。区長は、日本人も外国の人も安心して暮らせる地域にすることが目標だと答えました。
発言者ごとの意見- 岡田将和委員自由民主党
転入したとき、ルールを確実に理解してもらう仕組みが必要だと言いました。
- くじらい実委員自由民主党
外国人の人に情報がとどくよう、SNSなどで知らせてほしいと言いました。
- 区長区の説明
日本人も外国の人も安心して暮らせる地域にしたいと答えました。
- 15
基金の運用と債券の含み損
結論区は、途中で解約しないので、含み損は問題ないと答えました。
区の貯金(基金)の運用について、市川委員は、債券が多いので、株などのことも考えるべきだと言いました。区は、法律で決められた範囲で、元本を守ることを大切にしていると答えました。また、市川委員は、日本共産党の国債の持ち方についても述べましたが、日本共産党のぬかが委員は、あとで、事実と違うと主張しました。
発言者ごとの意見- 市川おさと委員無会派
債券だけでなく、いろいろな運用も検討してほしいと言いました。
- 会計管理室長区の説明
途中で解約しないので、含み損は問題にならないと答えました。
- 16
区職員の障がい者雇用と区議会事務局
結論議長は、雇用が進むよう努めると答えました。
区の職員のうち、障がいのある人の割合は2.79%で、法律で決まっている2.8%にたりません。区議会事務局には、障がいのある職員が1人もいないことについて、市川委員が質問しました。議長は、重く受け止めて、雇用が進むように努めると答えました。
発言者ごとの意見- 市川おさと委員無会派
議会事務局にも、障がいのある人を配属してほしいと言いました。
- ただ太郎議長区の説明
重く受け止め、雇用が進むよう努めると答えました。
- 17
投票環境の改善——期日前投票所の再編と共通投票所
結論区は、投票所の見直しと共通投票所を進めたいと答えました。
選挙で、投票所が遠くて行きにくいという声があります。区の選挙管理委員会は、期日前投票所の場所を見直すことと、当日にどこでも投票できる「共通投票所」を、時間がかかっても進めたいと答えました。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
投票したい人が行き安いよう、期日前投票所や共通投票所を進めてほしいと言いました。
- 選挙管理委員会事務局長区の説明
共通投票所は進めたいが、時間がかかると答えました。
- 18
緊急通報システムの答弁の訂正、共食の場、地域包括支援センターの手当
結論区は、あやまって、確認のルールを決めます。共食の場の運営費は先に払う仕組みを考えています。
緊急通報システムについて、区の答えが変わったことを、ぬかが委員が指摘しました。区は、都への確認が不十分だったとおわびしました。今後は、都への確認のしかたを決めて、同じことを防ぎます。「共食の場」を作る団体には、運営費を先に払う仕組みを考えています。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
答弁が変わるのは問題で、包括の窓口で断られないよう伝えてほしいと言いました。
- 高齢者施策推進室長区の説明
確認が甘かったのでおわびする。25の包括に伝えると答えました。
- 19
高齢者の移動(タクシー券)と生きがい奨励金の復活
結論区は、どちらも考えていないと答えました。
高齢者にタクシー券を配ることや、生きがい奨励金を復活させることを、横田委員が求めました。区は、交通が少しずつ良くなっていることや、廃止した経緯から、どちらも考えていないと答えました。
発言者ごとの意見- 横田ゆう委員日本共産党
タクシー券や生きがい奨励金で、高齢者を元気にしてほしいと言いました。
- 高齢者施策推進室長区の説明
交通が良くなってきているので、考えていないと答えました。
- 20
財政の歳出構造、特別区債の繰上償還、寄附による財源確保
結論区は、借金を早めに返し、寄附の集め方も検討すると答えました。
予算が増えた理由は、減らしにくい費用と、5年に1回のChromebookの更新(39億円)などです。区は、借金を13億円早めに返します。寄附を集める方法についても提案があり、区は、遺贈の寄附のことをホームページで案内することを検討すると答えました。
発言者ごとの意見- 佐藤あい委員都民ファーストの会
税金以外のお金の集め方も考えてほしいと言いました。
- 財政課長区の説明
減らしにくい費用と、単発の費用が増えた理由です。借金を早めに返すと答えました。
- 21
あだちN祭(NPOフェスティバル)の運営
結論区は、団体の意見を聞いて、運営を良くすると答えました。
あだちN祭では、来場者が去年より減りました。参加団体から、準備の連絡に時間がかかったという声もありました。区長は、学校の行事と重ならないよう日程を決めて、団体の意見を聞いて、来年度以降、良いイベントにすると答えました。
発言者ごとの意見- 佐藤あい委員都民ファーストの会
団体との連絡が遅かったことなどを、検証してほしいと言いました。
- 区長区の説明
日程を学校行事と重ならないようにして、団体の意見を聞くと答えました。
- 22
単身高齢者の支援——社協の見守り・死後事務、24時間相談窓口、ふれあいサロン、スマホ購入助成
結論区は、24時間の相談を始め、サロンの助成やスマホの助成を検討すると答えました。
一人暮らしの高齢者を支える取組について質問がありました。社会福祉協議会の見守りの契約は、100件近くまで増える見込みです。高齢者のスマホ購入の助成は、東京都の内容が少し変わったので、区も検討します。ふれあいサロンの会場費は、高齢者が立て替える負担が大きいので、見直しを検討します。
発言者ごとの意見- 水野あゆみ委員公明党
スマホを買う高齢者を、助成で後押ししてほしいと言いました。
- 高齢者施策推進室長区の説明
都の助成が広がったので、検討すると答えました。
- 23
エアコン購入費助成の要件撤廃と低所得世帯への支援
結論区は、対象をなるべく広げる方向で検討すると答えました。
エアコンを買うときの助成は、「エアコンが1台もない家」という条件がなくなり、古いエアコンの買いかえもできるようになります。東京都が、所得の低い世帯へのエアコンの補助を始めるので、区も、対象を広げるよう検討することになりました。
発言者ごとの意見- 水野あゆみ委員公明党
エアコンは必需品なので、低所得の世帯を広く助けてほしいと言いました。
- 工藤副区長区の説明
都の内容を見て、広く助けられるよう検討すると答えました。
- 24
一時保育の利用しやすさと、こども誰でも通園制度・ギャラクシティの閉鎖
結論区は、表示を分かりやすくし、必要な人を優先します。無料にするのは来年度はしません。
一時保育は、予約がとりにくいという声があります。区は、空きがある園が分かるようホームページの表示を変えます。出産のときなどに本当に必要な人は、4月から優先します。無料にすることは、来年度はしませんが、今後検討します。
発言者ごとの意見- 水野あゆみ委員公明党
必要な人が優先して使えるようにしてほしいと言いました。
- 子ども家庭部長区の説明
無料にすることは、来年度はしないと答えました。
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