予算特別委員会
2026年3月2日(月) 開催
令和8年度の予算を審査する予算特別委員会の1日目です。委員長には伊藤のぶゆき委員が選ばれました。予算が3,696億円と大きくなっていること、区民全員に1万円を配る給付金、東京女子医大との会食やお土産についての報告書、保育園に入れなかった人が増えていること、子育て家庭訪問などについて、質問と答えがありました。
この日に話し合われたこと
- 1
委員会の開会と審査方法・日程
結論6日間の日程と、最後に採決することが決まりました。
3月2日から10日まで、6日間で審査します。最初の2日は歳入と、議会費・総務費・民生費・環境衛生費、次の2日はそのほかの費用と特別会計、最後の2日は全体の質問、討論、採決です。区長は、東京女子医大との会食についての自分の答えを訂正して、おわびしました。
- 2
一般会計3,696億円の予算の規模と持続可能な財政運営
結論区は、事業を見直しながら、むだのないお金の使い方をするつもりだと答えました。
来年度の予算は3,696億円で、12年連続で過去最大です。増えた分の約9割は、国や都が決めたことや、物価が上がったことなどで、区が減らしにくいものです。区は、事業を見直して約30億円を減らしたと答えました。
発言者ごとの意見- 工藤てつや委員自由民主党
減らしにくい費用が多いので、見直しを続けてほしいと言いました。
- くじらい実委員自由民主党
人件費や物価の上昇に備えて、評価を形だけにしないでほしいと言いました。
- ぬかが和子委員日本共産党
委託の費用などがこれからも増えるのではないかと言いました。
- 財政課長区の説明
増えた分の多くは区が決められないもので、約30億円を減らしたと答えました。
- 3
歳入の見通し——特別区税、財政調整交付金、自主財源、外国人住民の納税
結論区は、収入は今のところ好調だが、国の税の見直しに注意すると答えました。
来年度の区税の見込みは609億円で、過去最高です。納税する人が約1万2,700人増え、給料が上がったことも理由です。ただ、国が固定資産税を国のものにする動きがあり、そうなると区の収入が大きく減る恐れがあります。区は、都や他の区と一緒に国に意見を伝えると答えました。
発言者ごとの意見- 工藤てつや委員自由民主党
国の税の見直しは区に大きな影響が出るので、みんなで対応すべきだと言いました。
- へんみ圭二委員是々非々の会
区の税収が少なく、交付金に頼る割合が高いことを心配しました。
- 財政課長区の説明
景気に左右され安いので、長い目で予算を組むと答えました。
- 4
基金(財政調整基金)の水準
結論区は、貯金は足りていると答えました。
区は、貯金にあたる基金を約265億円使う予算を組みました。何にでも使える貯金(財政調整基金)は366億円になる見込みです。区は、目標の約380億円とほぼ同じで、いざというときにも足りると答えました。ぬかが委員は、基金は全国でも上位で、ほかにもお金を使える余裕があったと言いました。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
貯金はとても多く、もっとお金を使えたはずだと言いました。
- へんみ圭二委員是々非々の会
目標より21億円足りないのではないかと言いました。
- 財政課長区の説明
年度末には目標を超えてきたと答えました。
- 5
物価高対策を当初予算に入れなかった理由と、補正予算の出し方
結論区は、必要なときに補正予算で対応すると答えました。
来年度の最初の予算には、PayPay商品券や、介護・障がい・保育の施設への物価高の支援が入っていません。ぬかが委員は、毎年物価が上がるので、最初の予算に入れるべきだと言いました。福祉部長は、物価の数字や都の補助を見てから決めるので、補正予算になると答えました。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
毎年物価が上がるので、最初の予算に入れてほしいと言いました。
- 福祉部長区の説明
物価の数字や都の補助を見て決めるので、補正予算にしてきたと答えました。
- 工藤てつや委員自由民主党
補正予算の対応は早くて評価できると言いました。
- 6
あだち食料品等物価高支援給付金(全区民1人1万円)の進捗と手続き支援
結論区は、手続きを手伝い、詐欺に気をつけるよう呼びかけると答えました。
区民全員に1人1万円を現金で配る給付金です。住民税がかからない世帯の分は、99.7%の振り込みが終わりました。ほかの人には、3月に申請書が届きます。セブン銀行のATMや口座振込で受け取れます。区は、詐欺に注意するよう呼びかけると答えました。
発言者ごとの意見- 工藤てつや委員自由民主党
現金を配るのは家庭の助けになると言いました。
- たがた直昭委員公明党
詐欺への対策をしっかりしてほしいと言いました。
- 長井まさのり委員公明党
DVで避難している人や外国の人にも、分かりやすく案内してほしいと言いました。
- 福祉管理課長区の説明
第1弾はほぼ終わっていると答えました。
- 7
1万円給付の効果検証と区内消費の呼びかけ
結論区は、アンケートで効果を調べ、区内で使うようお願いすると答えました。
45億円もかけた給付金の効果をどう調べるか、質問がありました。区長は、区民を抽出してアンケートを行い、何に使ったか、どう思ったかを調べると答えました。区内のお店で使ってもらうよう、ホームページでお願いすることも約束しました。
発言者ごとの意見- へんみ圭二委員是々非々の会
効果を調べて、議会にも示してほしいと言いました。
- しぶや竜一委員自由民主党
区内で使ってもらうお願いを、書類に書いてほしかったと言いました。
- 区長区の説明
アンケートで使い道や感想を調べて、次に活かすと答えました。
- 8
東京女子医大との会食・贈答——区長の訂正と、調査報告書の評価
結論区長は、判断が甘かったと反省し、これから気をつけると答えました。
区長は、東京女子医大との会食のお店について、まちがった答えをしたことをおわびしました。調査報告書では、スカーフなどのお土産は「社会のふつうのやり方の範囲」とされましたが、議員から、区民の感覚とは違うのではないかという質問が出ました。区長は、当時の判断が甘かったと反省し、これからは自分をきびしく抑えると答えました。
発言者ごとの意見- 工藤てつや委員自由民主党
違法ではなかったが、区民の疑問に応えるために確認したいと言いました。
- 岡田将和委員自由民主党
区民の感覚では、お礼のお土産として多すぎるのではないかと言いました。
- ぬかが和子委員日本共産党
13回の会食とお土産におどろいた。今後もチェックすると言いました。
- 小泉ひろし委員公明党
以前に送られた品物は返したと言いました。区民の目線が大切だと言いました。
- 区長区の説明
当時の判断は甘かったと言いました。これからは気をつけると答えました。
- 9
東京女子医大との会食・贈答——資料の再提出、調査の遅れ、議会答弁、再発防止
結論区は、出せる資料は出すと答えました。贈り物のルール作りも考えるとしました。
自民党の工藤委員は、補助金の決め方の資料などを、もう一度出してほしいと言いました。区は、出せる資料は整理して出すと答えました。報告書に1年かかったのに、途中で報告がなかったことは、区が反省しました。へんみ委員は、他の県のような、贈り物や会食のルールを作るべきだと言いました。区長は、何かしらの対策をすると答えました。
発言者ごとの意見- 工藤てつや委員自由民主党
資料の再提出を求めました。報告が遅かったことを反省してほしいと言いました。
- へんみ圭二委員是々非々の会
実際にいくらだったのかがわからないのに、正当だとは言えないと言いました。ルール作りを求めました。
- 勝田副区長区の説明
議事録は出せないが、補助金の決め方の資料は出せると答えました。
- 総務部長区の説明
調査は監察員に任せていると答えました。途中で報告するべきだったと言いました。
- 10
アレフ対策と地下鉄サリン事件の風化防止
結論区は、展示を続け、秋から協力をお願いすると答えました。
地下鉄サリン事件から31年がたちました。区は、事件を忘れないためのパネル展示を、来年度も大学や商業施設で続けます。来年1月に、教団への観察処分の更新があるため、今年の秋から、町会や自治会に署名などの協力をお願いする予定です。
発言者ごとの意見- 危機管理課長区の説明
展示を続けます。秋から町会などに協力をお願いすると答えました。
- 11
公共工事の労務単価とインフレスライド
結論区は、新しい単価を使い、必要なら契約を変えると答えました。
建設の仕事をする人たちの賃金が適切になるよう、国の新しい単価を3月から区でも使います。契約したあとで物価が上がった場合も、話し合って契約を変えることがあります。
発言者ごとの意見- たがた直昭委員公明党
労働者の賃金が適切になるよう、すぐに単価を変えてほしいと言いました。
- 契約課長区の説明
3月から新しい単価を使い、必要なら契約を変えると答えました。
- 12
高齢者の相談体制・見守りサービスと、福祉まるごと相談課
結論区は、対象を広げ、24時間の相談を始め、相談課を広めると答えました。
高齢者の見守りや、緊急の連絡の仕組みを、病気の人以外にも広げることを検討しています。夜や休みの日でも相談できる高齢者向けの電話相談も始まります。福祉まるごと相談課は、区民の多くにまだ知られていないので、SNSなどで広めます。
発言者ごとの意見- 長井まさのり委員公明党
病気の人だけでなく、多くの高齢者が使えるようにしてほしいと言いました。
- 高齢者施策推進室長区の説明
対象を広げる方向で検討すると答えました。
- 13
地域包括支援センターのプロポーザル導入と委託料
結論区は、続けながら、負担と委託料を見直すと答えました。
地域包括支援センターの運営会社を、審査で選ぶ方法(プロポーザル)に変えたことについて、横田委員は、会社が変わると場所や職員が変わって、高齢者が困るのでやめるべきだと言いました。区は、続けるが、職員の負担が重いので見直すと答えました。委託料は上げる方向で検討しています。
発言者ごとの意見- 横田ゆう委員日本共産党
会社が変わると高齢者が困るので、やめるべきだと言いました。
- 高齢者施策推進室長区の説明
続けるが、負担は見直すと答えました。
- 14
生活保護受給者の介護サービス、健康診査、アピアランスケア
結論区は、再確認して必要なサービスを使えるようにし、健診の案内やアピアランスケアの広報を広げると答えました。
生活保護を受けている人が、必要な介護サービスを外された事例について質問がありました。福祉事務所は、状況を再確認して、必要ならサービスを使えるようにすると答えました。生活保護を受けている40歳以上の人全員に、健康診断の案内を送ることも決まりました。がん患者の医療用ウィッグなどの助成は、申請が去年の約2倍になりました。
発言者ごとの意見- 横田ゆう委員日本共産党
必要な介護サービスは、生活保護を受けていても使えるようにしてほしいと言いました。
- 足立福祉事務所長区の説明
再確認して、必要なら使えるようにすると答えました。
- 15
保育園の入園(一次不承諾)、医療的ケア児、延長保育料
結論区は、計画は再開せず、案内を分かりやすくし、医療的ケアの子の受け入れも進めると答えました。
今年、保育園に入れなかった人は1,207人で、去年より増えました。ぬかが委員は待機児対策の計画を再開してほしいと言いましたが、区は、今のところ再開しないと答えました。入れなかった人への案内は、動画やわかり安い1枚の紙で行います。医療的ケアが必要な子は、ゼロ歳児から入れるように、受け入れ体制を整えます。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
入れない人が増えたので、待機児対策の計画を再開してほしいと言いました。
- 川村みこと委員無会派
入れなかった人にわかり安い案内をしてほしいと言いました。
- 保育・入園課長区の説明
計画は再開しないが、案内は分かりやすくすると答えました。
- 16
子育て家庭訪問事業(きかせて子育て訪問)とAI時代の子育て支援
結論区は、チラシと絵本の渡し方を見直すと答えました。
子育て家庭訪問は、対象の約4割が受けています。利用が少ない理由は、家に上がる必要があると思われていることや、チラシのわかりにくさです。区は、チラシを分かりやすく作り変えます。絵本の選び方や渡し方は、これから検討します。
発言者ごとの意見- 川村みこと委員無会派
いい事業だが利用が少ないので、チラシを分かりやすくしてほしいと言いました。
- 土屋のりこ委員無会派
訪問は人にしかできない大切な役割だと言いました。絵本は直接手渡すと良いと言いました。
- 子ども政策課長区の説明
チラシを新しくして、心配な家庭は相談課につなぐと答えました。
- 17
施設更新と民間再開発、竹の塚のまちづくり
結論区は、再開発の失敗を防ぐ方法を強化すると答えました。竹の塚の跡地は、地元の意見を聞いて考えます。
ぬかが委員は、学校を地域の中心にしながら施設を新しくすべきだと言い、民間の再開発に頼りすぎることを心配しました。区は、六町駅前の失敗をふまえ、違約金を決めたり、事業者の意見を聞いたりすると答えました。竹の塚では、旧保健センター跡地の使い方を、地元の意見を聞きながら考えます。
発言者ごとの意見- ぬかが和子委員日本共産党
民間に頼りすぎず、区が中心になって施設を作るべきだと言いました。
- 資産管理課長区の説明
民間と地元の意見を聞いて決めると答えました。
- くじらい実委員自由民主党
跡地の使い方は、地元の声を聞いてほしいと言いました。
- 18
選挙——立会人報酬、投票所、初投票の記念
結論報酬を見直し、初投票の記念は検討すると答えました。
選挙の立会人の報酬が、6時間で6,500円と、アルバイトより安いという指摘がありました。区は、次の選挙までに適正な額にすると答えました。投票所が遠くなったという声には、今回は対応できませんでした。初めて投票した人が記念になるものについては、選挙管理委員会で検討します。
発言者ごとの意見- 長井まさのり委員公明党
報酬が安いので、上げてほしいと言いました。
- 選挙管理委員会事務局長区の説明
次の選挙までに、適正な額にすると答えました。
- 19
区役所の組織文化、平和都市宣言と国の政治姿勢、区ホームページ
結論区は、意見を言いやすくし、ホームページを分かりやすくし、案内を早く送ると答えました。
区役所の職員が、やりたいことを提案できる仕組みが大切だという質問がありました。区長は、職員が意見を言い安いよう配慮すると答えました。ホームページのイベント情報や、補助金のページも、もっと使いやすくします。子どものインフルエンザワクチンの助成の案内は、来年度は10月1日に間に合うよう、早く送ります。
発言者ごとの意見- 土屋のりこ委員無会派
職員が意見を言える区役所であってほしいと言いました。住民の暮らしを守ってほしいと言いました。
- 区長区の説明
職員が意見を言いやすくするよう気をつけると答えました。戦争は許されないと答えました。
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